ひびき灘開発株式会社

「クリーンHIBIKI通信」2016年10月号

クリーンHIBIKI通信

みなさん、ご安全に!日明事業所からの報告です。

この地で長年活躍してきた可動床施設の解体工事が始まりました。

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昭和56年3月に開場された日明積出基地において、廃棄物を響灘廃棄物処分場(平成10年10月から響灘西地区廃棄物処分場)へ輸送する際に若戸大橋と市街地の交通混雑、騒音、排気ガス等、環境汚染の予防を図るためへ北九州市の持つ長い海岸線を利用して運搬する海上輸送が導入され、その際当時では国内で初めての可動床施設が採用されることになり、以来ずっと廃物輸送を支えてきました。

しかしその後、かつては、全国四大工業地帯の一つとして、日本の高度経済成長をリードしてきた北九州も産業構造の転換、空洞化及び循環型社会への変革などにより、廃棄物発生量は年々減少を続けました。

それに加え、海上輸送船も老朽化したこともあり、平成25年3月、トレーラーダンプによる陸上運輸に切り替わる事になり、32年間という長きにわたり活躍してきた可動床施設は、ついにその役目を終える事になりました。

そしてこの度、その可動床を取壊す事が決定し、平成28年8月22日に解体工事が始まりました。

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取壊しは、可動床の建屋、可動床本体と桟橋、ランプウェイの順に今後2年間をかけて行われます。

解体作業は当初の予定より大幅に速く進み、9月の末には可動床の象徴ともいえる建屋本体が完全にその姿を消すことになりました。

長い間、本当にお疲れ様でした!

その後も撤収作業まで順調に行われ、工期終了予定の11月末を待たずに第一期の工事が終了しました。

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